Giuseppe PEDRAZZINI / Milano,Italy 1927
ジュゼッペ ペドラッツィーニ ミラノ
製作者として評価の高い時期の楽器です。スクロールが深く、綺麗な丸が特徴です。
イエローのニスが美しく、楽器のコンディションもとても良いです。
音色は明るく、遠くまで音が通るポテンシャルがあり、気品のある美しい印象です。また含みがあり深みもありますので弾いてて心地良いです。
Certificate : M.P.Restall and N.G.Boyle
Giuseppe PEDRAZZINI / Milano,Italy 1927
クレモナ生まれのジュゼッペは父が木工職人で、職人としてのキャリアはとても早く始まりました。1903年にミラノの叔父の元へ引っ越した際に楽器製作に興味を持ち、Romeo Antoniazziのアドバイスを受けながら楽器製作を学んでいきました。その腕の良さから1906年には自身の工房を開きました。瞬く間に評判になり、1920年のローマでの国際楽器製作コンペティションでゴールドメダル受賞、1937年のクレモナでの国際展示会にも参加しました。
彼はストラディヴァリウス、G.B.ガダニーニ、アマティなどたくさんの名器をモデルにしました。イギリスのBoosey&Hawkesの定期的に注文を受けるなど、ビジネス面でも成功しています。
彼は有能な弟子を持ち、F.Garimberti, P.Parravicini, 甥のN.Novelliとコラボレーションもしていました。
ペドラッツィーニのニスの色は製作年代により変わります。イエローからレッドブラウン、晩年はレッドオレンジの傾向があります。
Tel 03-6427-6688
Mail violon1@me.com